日本鏡餅組合

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普段の日にもお餅料理を楽しみましょう お餅はお正月の食べ物。そんな思い込みはありませんか。確かに餅はハレの食品ですが、保存性の高い包装餅が一般的に。食品表示に従って保存し調理すれば、つきたての軟らかさがよみがえり、一年中いつでもおいしく食べられる食材として重宝されています。

少量で満足、お餅のカロリー 精白したもち米を水に浸し、蒸し上げて搗(つ)きつぶし、固めた餅。そのまま食べれば軟らかく、時間を置いて食べる際は再び焼いたり煮たりするので、お餅は消化のよい食べ物といえます。ご飯100gの148キロカロリーに対して餅100gは235キロカロリー。少量でご飯と同じカロリーを摂取できます。

知っていると便利、調理のコツ 四季を通じておいしくお餅を食べるために、調理法や食べ方を工夫してみませんか。焼くにしても従来の直火焼き、天火焼き、フライパン焼き、オーブントースター焼きなどで香ばしく。煮る際は洋風、中華風のソースや汁にもよく合います。他にも揚げる、炒める、和える、電子レンジで軟らかくするなど、一工夫で料理の幅が広がります。


代表的なお餅料理


くるみ餅
胡桃と和えた濃厚な和風スイーツ


きなこ餅
砂糖を加えた黄な粉をお餅にまぶして


揚げ餅
こんがりと揚げれば料理素材に変身


お雑煮
お餅料理の定番、地域性豊かなお雑煮

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新谷 尚紀
(しんたに たかのり)

民俗学者(社会学博士)、
1948年広島県生まれ。
早稲田大学第一文学部史学科卒業、同大学院史学専攻博士課程修了。
国立歴史民俗博物館教授・総合研究大学院大学教授。
おもな著書に『神々の原像』吉川弘文館、『日本人はなぜ賽銭を投げるのか』文藝春秋、『日本人の春夏秋冬』小学館、『ブルターニュのパルドン祭り』悠書館、『お葬式−死と慰霊の日本史−』吉川弘文館、『伊勢神宮と出雲大社−「日本」と「天皇」の誕生』講談社、など。